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やりがいのあるトイレ掃除

トイレのお掃除。久しぶりにやりがいのある便器に出会いました。私のお掃除の原点は、掃除に学ぶ会での、男子の小便器を素手で1時間以上もかけてする学校のトイレや公衆トイレです。

その方法は、洗剤は一種類で、ひたすらサンドペーパーで擦って洗い流すという方法です。便器に向き合ってお掃除している間に、汚いと思っていた便器に対して、気付いたら感謝していた。

便器はこんなに汚い小便を何の不満を言うことなく受け止めてくれていたのか。便器の気持ちになったら、何と有難い存在なのか。そう思えてきました。

心磨きのお掃除であれば、その方法が良いと思います。但し、仕事としてトイレ掃除をする場合に、便器一つに1時間もかけていたら時間が掛かって仕方ありません。それに便器をサンドペーパーで擦り続けると、当然素材を傷めることにもなります。

仕事として尿石を落とすのは、洗剤がベストです。今回はメーカーが見本品として送ってくれた「よく落ちる尿石除去剤」という洗剤です。こういう洗剤は市販はされていません。業務用になりますが、固まった尿石が見事に落ちて綺麗になりました。殆どこすったりする必要もなくスッキリ。お客様は驚いて「新品みたいになりましたね」と言って下さいました。

小便器が詰まって、そもそも水が流れなかったのですが、配管に詰まっていた丸い消臭剤の塊を取ったら、スッキリ流れるようになりました。こういう配管の詰まりとかの為に、いろんな道具を車に積んで置かないと困る事があります。

色々経験していますと、色んなパターンがありますので、対応が出来るようになります。

お客様は、ご自身でも色々洗剤を買って試していたそうです。それでもどうにもならずにお掃除を依頼されたようです。今後は簡単なお掃除で済むかと思います。