エアコンクリーニングの注文が多くなるのは5月ごろから始まり7月の3カ月がピークとなります。つまり少し暑い日があってエアコンを付けてみたら汚れや臭いが気になってクリーニングを依頼するというパターンかと思います。
エアコンを使い始める時期はそれぞれですが、暑くなって付けてみたらというのが多いのがこの時期になります。中にはエアコンを付けたら咳が出るとか、体の調子が悪くなったとかでご依頼頂けるお客様もあります。
このピークの時期の依頼はどうしても集中しますので、私どもでも1週間~2週間お待ち頂かないと施工出来ない場合が多くなります。というのも一日の施工できる件数が限られるからです。午前中に一件、午後から一件というパターンが多くなります。時には夕方からもう1件入る事もありますが、施工する台数やノーマルエアコンかお掃除ロボット付きか、壁に取り付けたままクリーニングするのか壁から取り外して完全分解するのかで、掛かる時間がかなり違ってきます。
例えノーマル1台のクリーニングのご注文であったとしても、お客様の所に訪問するのに30分程掛かりますし、施工に2時間かかり、次の現場に行くのに30分かかるとした場合でも、結局は午前中に1件しかできなくなりますので、一日の訪問出来る件数は2~3件が限界になります。
業者によってはあまり分解せずに強い洗剤を使い安い単価で件数で稼ぐという方もいるかと思いますが、私どもはそういうお掃除はしたくはありませんので、より丁寧にと思っておりますのでそれなりの時間が掛かります。
さてエアコンの汚れですが、カビとホコリになります。埃を吸わないようにするにはお部屋のお掃除や換気が大切になります。ご自宅がとてもきれいにされている所のエアコンはやはり汚れは少なくなります。
そしてカビですが、カビは冷房を掛けた時に結露した水分がエアコンの内部に常にある状態になります。カビが生える条件に湿度がありますので、冷房を使用する夏はカビがとても生えやすくなります。
そこでエアコンクリーニングのベストタイミングとしては、冷房を使わなくなった秋と暖房を使用する前の時期が一番ベストとなります。冷房を使用してカビが生えた内部をキレイにお掃除しておきますと、暖房の間はカビはあまり生えませんので長い期間気持ちよくエアコンを使用できます。
中にはエアコンは冷房しか使用しないという方もいると思いますが、その場合には冷房を使用する前にされたらよいかと思います。
つまり春の冷房を使う前の時期3月から4月頃になります。この時期にエアコンの試運転をしてみるのも大事です。冬の間にしようしていなかったエアコンがつけてみたら故障していたというパターンもあります。
暑くなって冷房を付けたら故障していた場合に、修理をお願いした場合には混みあっていて直ぐに対応してもらえない可能性がありますので、暑くなる前に一度試運転されるのが大事です。故障して買い替えとなった場合でも春であれば業者も直ぐに取り付けしてもらえると思いますので。
真夏にエアコンクリーニングした場合には、実はリスクがあります。それはエアコンクリーニングを切っ掛けにして不具合が生じてしまった場合です。不具合と言ってもルーバーが動かなくなったとかの問題であれば、冷房が使えるのでそれ程問題でもないのですが、冷房自体が使用出来ない状態になった場合には修理の間の数日間エアコンが使用出来なくなります。
家に一台しかないとかになりますと相当困りますし、お店や施設となりますと、冷房がないと営業できないという事態にもなりかねません。
つまり最もエアコンクリーニングの注文が多くなる時期から真夏は本当は避けた方が無難と言えます。
私どもでは、エアコンを壁から取り外して完全分解クリーニングも施工しております。真夏以外の時期であれば、取り外して一旦持ち帰ってクリーニングして後日設置ということも可能になります。
そうすることに長時間の滞在時間によるお客様の負担が軽くなりますのでお勧めでもあります。