滅多にないのですが、エアコンクリーニングの依頼がある時に室外機もして下さいという依頼があります。折角の注文ですので、施工したいところではありますが、どちらかと言いますとクリーニングのコストパフォーマンスを考えて、しなくても大丈夫ですよ! という方向に持って行っております。
お客様の中には室外機をクリーニングする事は、室内機のお掃除と同じように室内の空気がキレイになると思っている方がいらっしゃいますが、そもそも室外機をお掃除しても室内の空気とは全く関係ありません。室内機と室外機とを結んでいる配管はガスが通っているだけで空気が通っている訳ではないからです。
形は違いますが室外機には室外機と同じように、熱交換器とファンがあります。室内機を冷房にした場合には室外機からは暖かい空気が出ます。反対に室内を暖房にした場合には室外機はからは冷たい空気が出ます。
室外機も室内機も同じですが熱交換器をお掃除する事は、冷房や暖房の効きが良くなる事、電気代が下がる事になります。ただ室内機の熱交換器の場合には室内の空気を吸って吐き出しますので臭いやカビホコリを一緒に吐き出すことになりますので、お掃除する意味は高いです。
ところが室外機の熱交換器は、外の空気を吸って吐き出しますので、外の空気が酷い環境、例えば交通量の多い大通り近くの家とかや、ホコリゴミが飛び散る環境でない限りは外の空気を吸って、そんなに汚れる事はありません。そもそも室外機の熱交換器は、室内の熱交換器に比べて何倍も大きく出来ていますので、多少の汚れで効果が低くなる事もありません。
そういう室外機をクリーニングした場合のコストパフォーマンスは、電気代がどれ位下がるかという事ですが、私どもでは室外機のクリーニングを5500円でお受けしておりますが、それ以上の効果があるかと言いますと何とも言えませんので汚れ具合を確認して、多くはお掃除の必要なないと思いますという方にお伝えしております。