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エアコンを自分でお掃除する時の注意事項

今回のお客さまは、エアコンの中にウエットティッシュが入ってしまって取れないので取って欲しいというご依頼でした。

エアコンの送風ファンを下から見た時に黒いカビが目についてウエットティッシュを使って拭こうとしたようです。ところがそのティッシュが送風ファンに巻き付いて中に入ってしまったという事です。そして送風ファンも回らなっくなって困って連絡がありました。

エアコンの汚れが気になってご自身でお掃除する時の最も大事な点は、電源を切るということです。当たり前のことだと思うと思いますが、その当たり前のことが面倒で、きっと大丈夫と思ってこういう事をしてしまいます。

実は私自身も同じような経験があります。エアコンクリーニングを始めた頃の話ですが、お掃除が終わってエアコンを動かしてみた後に送風ファンの下辺りにチョットした汚れがあるのが気になりました。そこで電源も切らずにドライバーにタオルを巻いてお掃除した所、ドライバーが送風ファンに当たって送風ファンの羽根がバリバリと何枚も折れてしまったのです。どうしてエアコンを止めずにそんなことをしたのかと不思議ではありますが、勝手に大丈夫と思ってそんなことをしてしまったのです。エアコンを切ればいいだけなのにです。

たまに、送風ファンの羽根が折れているエアコンを見かける事があります。多分誰かがエアコンを動かしたままお掃除をしようとしたのではないかと想像します。羽根が2~3枚程度であればそう問題なくエアコンは作動しますが、送風ファンのバランスが崩れますと異音がします。

エアコンのお掃除をすると時の注意点は、絶対に電源を切る事です。

それとエアコンのルーバーを手で動かしますとルーバーのモーターが壊れることがあります。ルーバーを外す時には外せる位置にルーバーを作動させた時点で電源を切る必要があります。

手で動かしても大丈夫な機種もありますが、壊れる機種もある為に、仕事でエアコンをクリーニングしている我々でもつい手で動かして壊してしまう事があります。そんな事位でモーターが壊れてしまうなんて信じられない気がするのですが、本当に壊れてしまったりするので注意が必要です。

エアコン洗浄用のスプレーがありますが、この使用方法も気を付けないと電装部に洗剤が掛かりますとエアコンが壊れる可能性があります。また熱交換器をお掃除しても最も汚れているのは送風ファンの方ですので、その部分をお掃除しなければあまり意味がありません。単に熱交換器に洗浄スプレーするのと、エアコンを分解してお掃除するのが同じな訳はありまんので、気になる場合には専門業者にお願いした方が良いと思います。

送風ファンを一枚ずつ綿棒にウエットティッシュを巻き付けてお掃除するという方もいるようですが、面倒でなければそれも一つではあります。手がかなり疲れると思いますが。