エアコンは冷房の時には、結露によってエアコン内部が常に濡れている状態になります。その湿気がカビの原因になります。
カビの繁殖を防ぐためには、なるべく乾燥する必要があります。出来れば冷房を止めた時には内部乾燥や送風や弱暖房にして完全に乾かした方が良いです。でもペットを飼っていたりすると24時間付けっ放しという事もあるかと思います。そうなりますと、どうしようもありませんので、どうしても使用時間が長くなりますとカビの発生が多くなります。それでも止めた時には内部を乾燥させることが必要です。
特に冷房運転が終わってから暖房に切り替える時には、完全に乾燥させる為に暖房運転にして3~4時間ほど作動させた方が良いです。
上の写真はドレンパンという結露した水が流れる部分ですが、その中に水が溜まった状態ですと水が腐ってドロドロになって来年使用した時にドレンホースが詰まってしまい水漏れの原因になったりします。ドレンパンと送風ファンはカビが特に生えやすいです。
上の写真は熱交換器と呼ばれるものですが、冷房運転の時にこの部分が結露でベチャベチャ濡れますので、その下にある送風ファンが湿気でカビだらけになってしまいます。この熱交換器もをしっかりと乾燥させる必要がありますので、暖房運転を長時間作動させるのが良いです。
それに関連する事ですが、エアコンクリーニングの時期に最適なのがこの冷房運転と暖房運転に切り替える時期になります。冷房の結露で汚れたエアコンをキレイにしておきますと、暖房運転の時にはカビの発生というのはあまりありませんので、長期間綺麗な状態でエアコンを使用できます。
それにこの時期にエアコンクリーニングですと、混んでいないので自分の都合の良い日で出来る可能性が高いですし、それ程待たされることはありません。それともう一つ、エアコンクリーニングを切っ掛けにして万一不具合が生じてしまった場合ですが、真夏にエアコンが使えないとなると、大変な事になりまし修理にも時間がかかります。エアコンを使用しない時期であれば、不具合が生じたとしても大した問題にもなりませんので、エアコンクリーニングはエアコンを使用しない10月から11月が最適な時期となります。