エアコンクリーニングの価格が違いはどこにあるのか
エアコンクリーニングは業者によって価格はまちまちです。ノーマルタイプのエアコンクリーニングの場合ですと、最低5500円～15400円（税込）と実に3倍の価格差があります。大体は7700円～13200円（税込）といったところです。それでも5000円程の違いがあります。
価格が違ってサービスが同じであるのでしたら当然安い業者に依頼した方が得となるのですが、当然そんなことにはなりません。安いとことは安いなりの、高い業者は高いなりの理由があります。
その違いを把握していただいて、自分が望むお掃除と金額が合う業者を選択するのが一番かと思います。
実は私も、エアコンクリーニングを覚えたての頃ですが、もうかれこれ8年程前になりますが、5000円税込で施工していたことがあります。近所にチラシを撒いて、5000円ならばとても安いので注文があるだとうと考えていたのですが、実際には1000枚配って3件という感じでした、今ならばなぜ注文がこないのか分かりますが、当時は何も知らずに安ければ注文があるだろうと思ったのです。1000枚配って3件の集客というのは、チラシの普通の数字です。
その頃のエアコンクリーニングといえば、一般的な施工方法になりますが、カバー・ルーバー・フィルターを外してエアコンを養生してクリーニングするという方法です。この方法で大体施工時間は1時間で終わります。
1台5000円は安いと思いますが、自分が一人でエアコンクリーニングをして一日3台すれば、15000円になりますので、別に悪くはないと思っていました。しかし残念ながら注文があまり無くて結局は形に出来ずに終わりました。
価格が安い業者は多分こんな感じではないかと思います。1台7000円でも3台すれば21000円になりますから、別に悪くはないと思います。
しかも今の時代は、業者とお客様を結ぶマッチングサービスの会社がありますので、そういう会社を利用すれば、それなりに注文が入ると思います。
お掃除の質とか業者の質とかを特に求めずに、安いのが良いというお客様はそうりうサイトから注文するというのは悪くはありません。価格は自分の予算に合う業者を探せますし口コミの良い業者を選べますので、そういう方法も一つです。
安い価格で施工する業者は、より簡単により早くお掃除をして件数をこなしていくという傾向になるかもしれません。
逆に価格の高めの業者の施工方法としては、より丁寧によりきれいにしたいという思いがあったりします。施工方法の違いがあるかもしれません。分解をどれだけするか、しっかり養生するとかまたは、先に下見をするとか二人で伺うとかしますすとそれなりに経費もかかり金額も高くなります。
ノーマルタイプエアコンを一般的な施工方法でクリーニングした場合には1時間の作業時間で7000円とした場合には、一人で1時間7000円の売り上げになります。丁寧なお掃除をして一台単価を12000円とした場合には、一人で2時間の作業時間で1時間当たり6000円になります。
業者として、自分がどっちのお掃除を提供したいのか、またお客様はどっちのお掃除を望むのかということで選択が分かれます。
お掃除の価格というのは、殆どが人件費になりますので、お掃除の単価と人件費を考える事は大切です。
私どもは、より丁寧なお掃除をしたいという思いですので、そういうお掃除をご希望されるお客様を対象にしております。過去には一般的なお掃除しか知りませんでしたので、こんなものかと思ってお掃除していたのですが、その施工方法ではキレイにならないと知ってから今の施工方法に切り替えました。でも価格は値上げしておりません。
マッチングサービスの会社を使わない理由は
今は、色んなマッチングアプリがあります。我々お掃除業界にも、マッチングサービスをする業者が出来て、施工業者とお客様を結んで頂けます。お客様にとっては、どの業者が良いか選択できますし、業者も自分でお客様を探す手間が省けてとても楽だとも言えます。
私どもにも、そういうマッチングサービスの会社からのお誘いがあります。それこそチラシを近所に配っていた頃であったならば、間違いなく利用していたと思います。
でも今は一切お断りしております。その理由ですが、マッチングサービスと言っても結局は下請けと同じ状況になってしまうからです。サービスを提供する会社から紹介のあったお客様の所にお伺いしてお掃除をして帰るだけ。自分のお客さではないので、お掃除に対する気持ちが違ってくると思います。
マッチングサービスの会社からお客様の御紹介があった場合ですが、色々パターンがあると思いますが、施工金額の20％の手数料が発生します。私はその金額が高いとは思いません。お客様を紹介してもらえるのであれば、お客様を見つける手数料としては決して高くはないと思います。
ただ私は長年下請けのお掃除の仕事をしてきましたので、もうそういう仕事をしたいとは思いません。私どもは単にエアコンのお掃除がしたい訳ではありません。エアコンをクリーニングを通してお客様に喜んで頂きたいという思いの方が強いのです。数多くの業者の中から私どもを選んで頂いた事に対する感謝の気持ちと出会いを大切にしたいと思っております。そして気に入って頂いてまたご注文を頂ける関係を築いていきたいと思っております。
ですから、そういう思いを感じて頂けるお客様に選んで頂いてお掃除を提供したいと思っています。
エアコンクリーニングに下見は必要か
滅多にないのですが、お客様から「下見に来て頂けますか」と言われることがあります。エアコンクリーニングの場合ですと、メーカー名・エアコンの種類・年式・品番・設置場所等をお聞きすれば、わざわざ下見に行く必要もありません。エアコンの単価は汚れ具合ではなくて、どの業者もノーマルタイプかお掃除ロボット付きかで価格は決まっています。
ある大手の業者は下見をしているようですが、設置場所が右側の壁に近いとか天井との隙間がない場合に分解出来ない事がある為に確認しておく必要がある事。ノーマルタイプエアコンかお掃除ロボット付きかの区別がはっきり分からないと、金額や施工時間や施工するスタッフの問題で、しっかり確認しておく必要がある為だと思います。
確かに確実に施工する為には、間違いがないようにしっかり下見をしておくことにはそれなりの意味はあると思います。ただ、お掃除の金額はズバリ人件費が単価となってしまいますので、下見をするというのが無料であったとしてもその分の人件費をお掃除代金に含む必要が出てきます。お掃除の単価が数十万円するような場合であれば、人件費は大した問題にはなりませんが、お掃除の単価が1万円、2万円程度のお仕事で、30分～1時間もの人件費を掛けて下見に行ったとしたらそれこそ合わなくなってしまいます。
一軒家丸ごとのお掃除のご依頼があった時には、逆に下見が必用になります。長年お住まいになったお宅というのは、汚れ方にもかなり差がありますし、汚れが酷い場合には時間がかかりますので、その分単価も高くなるので、下見は必要ですね。広さだけではなくて、お掃除に何人で何時間かかりそうかを考慮してお見積もりをする必要があります。
エアコンクリーニングは一人で伺うのか二人で伺うのか
多分多くの業者はエアコンクリーニングは一人で伺うのが多いのではないかと思います。特に1台でしたら、人件費と作業時間を考えて一人で十分となると思います。
私どもでは、今は大体は二人でお伺いしております。その理由ですが、一台のお掃除に掛かる時間が長い為です。
一般的な施工方法ですとノーマルタイプエアコン1台を一人で施工した場合には 施工時間は約1時間で終了します。
ドレンパン・送風ファン電装部取り外しの施工方法にしますと、施工時間は一人で約2時間かかります。
お掃除ロボットの場合ですと、一般的な施工方法ですと約2時間、ドレンパン・送風ファン・電装部取り外しにしますと一人で3時間かかります。
昨年はエアコンクリーニングのご依頼が1台よりも複数台のご注文が多く、そうなりますと、一人で施工した場合丸一日かかってしまう事になります。お客様としても出来れば早くして欲しいと思われるは当然ですし、丁寧にしっかりキレイにして欲しいと思われるのも当然です。その事を考えますと一人よりも二人の方が良いと考えて二人で施工するようにしています。
ただ、分解クリーニングには技術と経験が必用になりますので、今後は人材を育てていく必要も出てきます。エアコンクリーニングの分解が出来る人というのはどの業者もそう多くはないと思います。お掃除ロボット付きエアコンの分解も簡単ではありませんし、その上のドレンパン・送風ファン・電装部の取り外し、更にエアコンを壁から取り外して完全分解クリーニングとなると益々ハードルが高くなります。