BLOG ブログ

野々市市浴室クリーニング

野々市市内のお客様からのご依頼で、浴室クリーニングに伺いました。築8年になり、一度浴室をキレイにしたいとの事でご依頼がありました。

野々市市との事で、多分水垢の汚れが気になっていらっしゃるのではないかと予想して伺いました。浴室の壁のうちの鏡のある一面が濃いブルーでしたのでその面の水垢が気になりました。鏡の方も水垢で白くなっていました。後でお客様にお聞きした話では、ユーチューブを見て、鏡の汚れを落とそうとご自身で色々試されたそうです。しかし汚れを落とせなかったようです。確かにユーチューブはとても参考になりますが、実際にやってみると思うようにならない事は多いです。汚れの種類によって動画で見た汚れとは違うのは当たり前ですので、色んな洗剤だったり、施工方法を試すしかありませんね。

浴室清掃をする時には、お客様にどの辺りの汚れが気になっているかをお聞きします。今回の場合ですが、入口のドアの下の汚れがその一つでした。この部分もお客様はご自身でキレイにしようと試されたのだと思います。塗装が削られている跡がありました。浴室入口のドアは大体どこの家庭でも汚れている部分です。カリカリに固まった汚れを落とすのが難しくて、洗剤を掛けて簡単には落とすことができません。落とし方としては酸性洗剤を掛けてしばらくして汚れが柔らかくなってから削るのが私の方法ですが、それも塗装が剥がれない様に優しく慎重にする必要があります。また洗剤を長時間放置していますと、素材を傷めてしまう可能性もありますのであまり目をはなせません。

入口のドアの汚れを落とした後は大体、最も気になる洗い場の方に移ります。床だったり、鏡とかカラン周りになります。今回の現場は床の汚れはそれ程気にならなかったので、まずは鏡の下の棚の裏側のお掃除をしました。

下のカバーを外す必要がありますが、ここまで外してお掃除される方は少ないと思います。大体が手で回せるネジが二三本で止めてあるのですが、意外と外すのが難しかったりします。または外したのは良いけれど今度取り付けようとしたらネジ穴にネジが上手く入らなくて意外と苦労する事があります。これはその形次第ですが、兎に角苦労する時には苦労して時間が掛かる事があります。今回は割とすんなりできました。

次にカラン周りのお掃除をしました。この辺りは大体に汚れでくすんでいる事がおおいです。

今回使用した酸性洗剤はヌリッパ―というものです。割と優しい酸性洗剤で金属部分に30分塗っていても問題ないのと鏡とかでも使用できますし、壁面の水垢除去にも使用できます。お店では販売しておりませんが、ネットからは購入することができます。

カランにヌリッパ―を塗ってから、写真のスポンジですが、ステンレスの繊維が細い繊維が織り込んであるスポンジです。100円均一に売っております。これでカランとかシンク周りとかキッチン周りの焦げとかの汚れを傷つけることなく汚れを落とすことが出来ます。ラストラーゼスポンジとかいう名前です。

今回最も苦労したのが、鏡のウロコ落としと、その周りの紺色の壁面の白くなった水垢です。鏡はウロコ落とし用のダイヤモンドパッドを角サンダーに装着して使用しました。

水を掛けながら、サンダーで磨いて、スクイジーで水を切って汚れが落ちているのかを確認して、落ちていなければ再度サンダーで磨いて水を切って汚れが落ちているのかを確認してを繰り返す必要があります。その為に浴室のお掃除は時間がかかります。今回の現場は何度も繰り返すことになりました。

そして問題の紺色の壁面ですが、ヌリッパ―を塗ってしばらく放置して水で洗い流し、スクイジーで水を切って汚れが落ちているのかを確認してを繰り返しました。白い壁面であれば汚れも傷も洗剤による変色も気にならないのですが、濃い色の壁面は、かなり気を付けないと、変色したり下手に擦りますと必ず傷ついてその傷が白く目だってしまいます。その為にスポンジは使っても柔らかな物しか使えません。この繰り返しの作業にやはり時間が掛かりました。

掃除が終わって綺麗になったと思って帰ったら、白いのが残っていて全然キレイになってなかったとなりますとクレームになってしまいますので、しっかり乾いた状態で確認する必要があります。

壁面と同時に壁に設置してあります、物置もお掃除します。これはヌルヌルしている汚れであれば問題ないのですが、やはり水垢で白くなっている場合があります。その場合には酸性洗剤を塗って放置します。意外とこの水垢も落ちにくいです。

この最も大変な部分が終わったら後は、換気扇とか照明器具とか天井と窓になります。

照明器具はどうやって取り外したらいいのかが分からずに苦労する方も多いと思います。取り外し方を分かっていても苦労することもあります。大体ですが、小さな虫が入っていたりしますので、しっかり汚れを取る必要があります。

次に換気扇ですが、換気扇は単なる換気だけのものであれば大体がネジ3本程外せばファンが取り外せるようになっています。ファンはナットを外さないと取れないのもありますが、この換気扇の場合は引っ張ると抜ける形でした。外したらアルカリ洗剤を掛けてブラシで洗いながしました。換気扇本体の内側もしっかり拭いたら組み立てます。

後は天井と窓を拭きます。天井は柄のついたクイックルワイパーみたいなのがありますとお掃除が楽です。カビが有る場合にはカビ取り剤を塗ったもので拭くと自分に掛かる事もないので良いです。

そして浴槽ですが、あまり浴槽が汚れているという事は少ないですね。それなりに皆さんお風呂を使っていますのでご自身で浴槽の中だけはお掃除されている方が殆どだからだと思います。浴槽の中では、追い炊き配管の蓋の内側と排水口の汚れをお掃除します。洗い場の方の排水口には大体髪の毛とかヌメヌメになっていることが多いのでその辺りをお掃除して、後は全体の水滴を拭き取って終了となりました。

通常は2時間程度なのですが、今回は壁面の紺色の水垢と鏡のウロコ取りに時間が掛かって、トータル3時間近くになりました。