
縦型洗濯機のお掃除に伺いましたが、縦型洗濯機のお掃除はカビ落としがかなり大変です。洗濯槽の裏側にはカビ汚れがかなり付着しています。お客様は洗濯物に黒い物が付着するとの事で、困って依頼がありました。
洗濯機は日立の8キロの2019年製でした。家族が多くて一日3回とか4回毎日洗濯するようですので、かなりの頻度と言えます。5年間を洗濯機のお手入れをしなくて使用し続けていますと、これ位の汚れにはなります。
縦型洗濯機のお掃除は、分解や組み立てにはそれ程時間はかかりませんが、汚れを落とすのに時間がかかります。外した部品は外で付着した汚れが飛び散らない様に工夫しながら高圧洗浄器をしようします。それでもなかなか簡単にはいきません。特に洗濯槽の裏側とかパルセーターの裏側は凹凸がありますので、しっかり洗わないといけません。以前手作業でお掃除をしていた時などは本当に苦労しましたが、今は高圧洗浄器を使用していますので、かなり楽になりましたが、高圧洗浄機からの水の跳ね返りがあって、やっぱり服が濡れてしまいます。
洗濯機の本体の内部にはカビや洗剤や柔軟剤とかが付着していますし、蓋の辺りのお掃除もなかなか時間がかかります。
さて、そんな縦型洗濯機のお掃除ではありますが、一旦新品の様にキレイになった状態を維持して欲しくて、カビが生えない為に工夫で出来る事をまとめてみました。
洗濯機の内部がカビだらけの状態で洗濯槽クリーナーを使用しても汚れが一部しか取れませんので、一旦分解清掃をしてから毎月そういうのを利用して綺麗な状態を維持して欲しいと思って、お客様に送りたいと思ってまとめて作成しました。
縦型洗濯機の使用方法について
カビの発生を防ぐ為に出来る事
1 カビが生える原因
洗濯物から嫌な臭いがしたり、洗濯物に茶褐色や黒い物が付着する場合には洗濯槽の裏側のカビが原因です。洗濯機の中は湿気が多く、その上カビの栄養となる、衣類に付着した汗・皮脂汚れ・髪の毛・ホコリ・洗剤カス等が多くありますので、カビがとても発生しやすい場所になります。
2 カビを防ぐ為に出来る事
- 洗濯機の蓋を開けておく
洗濯機の中をなるべく湿気がこもらない様に、洗濯機の蓋を開けておくことが大事です。洗濯機の有る場所に換気扇が有る場合には換気扇を作動させておくことや窓を開けて置くなどして換気をすることが効果的です。
- 洗濯物はかごの中に入れた於いて、洗濯をする時に洗濯機の中に入れましょう。
洗濯物は湿気を含んでいますので、湿気を含んだ洗濯物を洗濯機の中に放置していることはカビが発生しやすい原因になります。洗濯物は洗濯物を入れる籠を用意しておいて、そこに入れるようにしましょう。そして洗濯する時に洗濯機の中にいれましょう。
- 洗剤は入れ過ぎないようにしましょう。
洗剤を多く入れ過ぎますと、洗剤が洗濯機の中に残る可能性が高くなります。その洗剤を栄養にするカビもありますので、適量を守る事も大切です。
- 洗濯槽乾燥機能がある場合には、週に一回は使用しましょう。
カビの発生する原因は、カビの餌と湿気ですので、洗濯槽の中を乾燥させて置くこと大事です。乾燥機能がある場合にはその機能を有効に使用しましょう。
- 月に一回は、洗濯槽クリーナーを使用しましょう
市販の洗濯槽クリーナーがありますので、その洗剤を月に一回は使用してカビを防ぎます。
塩素系漂白剤を使用する場合には、水50リットルに対して漂白剤を200ミリℓを入れて一晩放置します。その後はすすぎと脱水で終了です。
- ゴミ取りネットは小まめにお掃除しましょう
ゴミ取りネットにゴミが一杯になっているとカビが発生する原因になりますので、小まめにお掃除しましょう。
以上の様なことを実施する事でカビが発生しないようにすることが出来ますので、是非して欲しいと思います。